将棋駒蒐集家なら、一度は手にしておくべき駒蒐集家のバイブルと言うべき本です。写真2で分かるようにビニールカバーに緑色のような着色がありますが、これは関西将棋会館で購入時からありました。写真3は東京の駒師で絶大な人気を誇った宮松影水の最も得意とした菱湖書の黄楊虎斑瘤彫埋漆盛上駒です。写真4は金井静山作・無剣銘黄楊虎斑銀目杢彫埋漆盛上駒です。静山は豊島龍山の影武者として、「龍山作」の銘で1,000組以上の盛り上げ駒を作り、静山龍山と呼ばれました。宮松影水が駒師になりかけの頃には手ほどきもしており、また静山は、彫駒を1組も作らず全て盛り上げ駒で、その駒はやや小ぶりでやさしく品のあるやわらかい字で人柄そのものの実直で丁寧な仕上げで、その駒師としての腕は古今無双と呼ばれました。写真7と8を見て貰えば分かるように本の状態は良いと思います。Amazoや古書店で状態の良くないものでも、3万円以上で販売されている事が多いようです。確認して下さい。【最終価格】#豊島龍山#木村文俊#宮松影水#金井静山#赤松駒権#熊澤良尊#大竹竹風