【813】ブラソデオロ 小売 ローリン製

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【813】ブラソデオロ ローリン製 新品   シャディートクルスが作ったブラソ一家と、ライメンドーサが築いたビジャノ一家は、メキシコのルチャリブレ史上、最大のルード派閥で、常にライバル関係にありました。この関係は第3世代の今も続いているのですが、もっとも強烈な争いは第2世代にありました。   言わずと知れた、1988年10月21日、3対3のマスカラコントラマスカラです。 ブラソスは、ブラソデオロ、ブラソデプラタ、エルブラソの3人。ビジャノスは1号、4号、5号で相対しました。   UWAのマスカラ戦なら、通常はメキシコシティの、パラシオデロスデポルテスかエルトレオで行われると決まっています。けれど、この決戦はモンテレイで行われました。 この大一番、双方6人のファイトマネーの総額が高く、興行の権利は入札によって決められたのです。勝ち取ったのが、ヌエボレオン州モンテレイのプラサデトロスモヌメンタルでした。闘牛場としては、プラサデメヒコやエルトレオが有名ですが、プラサデトロスモヌメンタル、ここも15000人収容の有名な闘牛場です。この試合に先駆けて調印式がありましたが、マスカラスも立ち会いました。   試合開始のゴングが鳴る前からのブラソの猛攻でひどい流血戦となりました。この試合では一応テクニコがビジャノ、ルードがブラソでしたが、元々どっちが最凶のルードなのかを決める戦いなので、そんなの関係ないです。逆にブラソがトペスイシーダ3連発なんてのもあったりしました。マスクがやぶかれ、血で染まり、どっちがどっちだかわからない戦いの最後は、司令官同士のマノアマノになります。ビジャノ1号がブラソデオロを抑え、長い闘いは終わります。    マスカラ戦の勝者はビジャノス。しかし、この一戦で成功を得たのは、ブラソスと言われます。素顔になったオロやプラタは、マスクをかぶっていた時よりはるかに高い人気を手にしたからです。    ローリン初期のトップオリジナルが、ビジャノ、ブラソであったことはよく知られています。ブラソデオロとビジャノ2号、ローリンは、とりわけこの二人と親交が深かったのだそうです。  ビジャノ2号は早くに亡くなってしまったけれど、ブラソデオロとローリンの友情は2017年4月28日、ブラソデオロが亡くなるまで、変わることなく続いたそうです。ローリンのマスクをこよなく愛したブラソデオロはメディアの取材の度に、ローリンにマスクを頼み、息子ラマスカラ(ブラソデオロJr)のマスクに関しても、デビュー時からローリンを頼りました。   茶色ラメです。これまで出したオロのマスクの中でも1,2を争う出来です。厚手金ピエール(金ぱくの本革)、防縮したラメの二重生地です。【814】へ続く。

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